澤野大樹氏名古屋講演会第40回を終えて

飛騨ではネコヤナギが芽吹いたとのこと。 春の訪れの報せも徐々に北上していくことでしょう。 世の中が激変していくのを目の当たりにしながら、 起きてくる出来事をひとつひとつ、好む好まざるにかかわらず 淡々と受け止めていく。それに尽きる次第です。 石破首相が9日の党大会で語った演説には 4度にわたり「謙虚」という言葉が随所に込められていました。 「謙虚さを取り戻したい」「歴史に謙…

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省察—私を渡していく

世の中は私的な自分語りで溢れています。 それはその人の自己アピールや喧伝とセットであることが多いです。 自分を知って欲しいという承認欲求の根源はどこにあるのでしょうか。 また、私を知りたいという探究心の源泉は何なのでしょうか。 そんな自分語りでありながらも、それが人類普遍の物語の文脈の一端として、 社会的にもきちんと価値を伴うものであるのならば、 私的な内在の遍歴を人という存在の…

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澤野大樹氏名古屋講演会第39回を終えて

単純に私が中年にさしかかったからというだけかもしれませんが、 とにかく時間の流れが速くて、直面する物事の処理が追いついていません。 次へ次へとどんどん流れていきます。 平静を装いながらも、膠着していた社会の体質が着々と崩壊を迎えています。 かりそめの秩序を支えてきた歪な土台の柱がポキポキと折れていっているようです。 漠然と、いつか来るだろうと分かっていたし望んでもいた世界が 急に…

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澤野大樹氏名古屋講演会第38回を終えて

怒涛の政治の季節を経て、今私たちはどこに向かっているのでしょうか。 世界中の注目を集めたアメリカ大統領選もトランプ勝利で幕を下ろし、 日本では衆議院の解散総選挙を終えて第2次石破政権が発足しました。 人の興味が散り散りさまざまに移り変わる中、 粛々と世の中の潮流は新たな局面を迎えています。 気が付けばもう11月も終わりに差し掛かり いよいよ少しずつですが今年も年末の締めくくり…

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